おすすめの本RECOMMEND

KEIBUNSHA

Slow Books ~コトバのあや~

Slow Books ~コトバのあや~

高垣亜矢がおすすめする本です。


日本人が奏でる『コトバの音符』。言葉が織りなす模様“言葉の文(あや)”日本人が使う巧みなコトバ、本の中に見え隠れする「コトバのあや」
本をじっくりと読んでいると、その中に光る作者の巧みなテクニック。高垣亜矢さんの視点で捉えた“コトバのあや”を紹介します。

2011/02/11 更新

Slow Books ~コトバのあや~


高垣亜矢がおすすめする本です。


フィクション

月と蟹

著者:道尾秀介

出版社:文藝春秋

定価:1,470円

月と蟹

 第144回直木賞受賞作。
 本作は少年たちの複雑な心の動きを描く。鎌倉に近い海辺の町に越してきた慎一。学校になじめず、母とのわだかまりも抱え、やり場のない心を持てあます。やがて、同じように闇を抱える同級生の春也と、ヤドカリを神様に見立てる儀式を始める。初めはささやかな儀式。しかし徐々に祈りはねじれていく―。
 少年期特有の闇。だけど、そんなに急いで大人にならなくてもいいよと抱きしめたくなります。

おすすめの本一覧へ