おすすめの本RECOMMEND

Slow Books ~コトバのあや~
高垣亜矢がおすすめする本です。
日本人が奏でる『コトバの音符』。言葉が織りなす模様“言葉の文(あや)”日本人が使う巧みなコトバ、本の中に見え隠れする「コトバのあや」
本をじっくりと読んでいると、その中に光る作者の巧みなテクニック。高垣亜矢さんの視点で捉えた“コトバのあや”を紹介します。
2013/09/03 更新
Slow Books ~コトバのあや~
高垣亜矢がおすすめする本です。
フィクション
連れ猫
著者:吉野万理子
出版社:新潮社

アメショのオス猫ソリチュードと三毛のメス猫ロンリネスは兄弟ではなく、“連れ猫”。名前の意味は、いい孤独と悪い孤独。猫の視点から、寂しさで破裂しそうなヒトの滑稽さを描く。恋人に暴力をふるうDV男、好きでもない男と契約結婚する女、整形して過去をすてた青年。そして過去を悔いながら娘の幸せを願う母親。孤独を怖れ、自分を偽って生きるヒトと、ひとりですっくと立って生きられるヒト。はたしてその違いとは。
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